

病院運営と地域の役割は明文化
絶えず役割をチェックして運営
当院は奈良県大和郡山市の端に位置し、昭和工業団地に隣接しており、静かな田園地帯に設立されています。昭和60年1月1日に155床で開設いたしました。その後増築し、平成元年7月に現在の298床として認可を受け、平成3年2月老人保健施設「若草園」を開設、さらに平成5年2月リハビリテーション棟を増設致しました。その後病院運営にかける種々要素の変遷と当地域における当院の役割、果たしうる機能、将来計画など模索検討を繰り返し、現在の慢性期高齢者医療を主体に展開していく事で当院の運営方針が決定致しました。平成10年介護療養病棟150床を新設し、旧棟より転床を行いました。介護保険制度導入にあわせて行いましたので比較的スムーズに移行できたことが幸いでした。平成14年4月それまでの移行型療養病床99床を介護療養病床に転換許可を得、249
床の介護療養病床と49床の医療型療養病床の計298床で現在に至っております。併設の老人保健施設「若草園」は平成14年 ISO9001の認証を取得し、当院は平成15年10月に日本医療機能評価の認定を受けました。
また平成15年4月特定医療法人の認可を受け、16名の評議委員を選出し、財務.経営管理、予算管理、資金管理、投資計画等はオープンにしております。病院組織の運営と地域における役割をしっかり設定し、明文化しておくことは実に重要なことで、絶えずこの役割に沿っているかをチェックしながら運営を行っております。病院の内部組織として常設されている会議・委員会および診療組織は23に及びます。その中には感染症対策委員会のようにさらに細分化された分科会(結核対策委員会、疥癬対策委員会、インフルエンザその他ウイルス感染対策委員会)を持つ委員会もあり、必要時に招集をかけ、開催を行っております。患者の権利と安全の確保も非常に重大なテーマであり、医療安全対策委員会が担当しております。この委員会ではアクシデント・インシデントレポートをもとにSHEL分析を導入し、分析そして改善策の明示、効果の判定を行っておりますが同時にそれらの情報を院内に効率よく伝達する体制にも積極的に取り組んでおります。
チーム医療の体制を整え
口腔ケアや嚥下訓練に取り組む
入院に関しては院長、事務局長、渉外科、外来看護師、看護部長、副看護部長、病棟看護師長からなる入院判定委員会を週1回開催しており、事前に得た情報をもとに入院判定を慎重に行っております。入院患者の診療上の基本方針や目標などは、医師、看護師、ケアーワーカー、リハビリテーション科などが加わって検討し、チーム医療として対応していける体制を整えつつあります。
在宅療養支援のリハビリテーション・サービスは、通所リハビリテーションと作業療法士による訪問リハビリテーションを実施しており、入院患者の摂食機能や嚥下機能の維持・向上には言語聴覚士3名が担当しております。今後言語聴覚士を中心に主治医、看護師、ケアーワーカー達がチームをつくり、口腔ケアーや段階的嚥下訓練などに取り組んで行きたいと考えています。また栄養科ではNST導入の検討に入りました。